
こんにちは。
いつもありがとうございます。
ぶのしです。
さて、今日は「恐怖」についてお話します。
恐怖には人を動かす力があります。
良くも悪くも…です。
ちなみに今日の話題は、現代広告の心理技術101でいうと、P40~P48の内容になります。
では、想像してください。
仕事終わりに家路を急いでいると、背後から声がしました。
「おい!」
野太い声で呼び止められたかと思うと、背中に何か尖ったものが当たりました。
「言うことを聞かないと刺すぞ!」
「今すぐクレヨンしんちゃんの真似をしろ!」
尖ったものを背中にグッと押し付けられると、チクッとした痛みを感じます。
なんて言われたらどうしますか?
私なら…
全力で物まねをします!
多分ですが、あなたも物まねをしますよね。
似てるかどうかは別として、「おら、しんのすけだぞ~」って言うでしょう。
これが恐怖の力です。
背中に当たったとがったものが、ナイフや包丁だとは限りません。
ひょっとすると三角定規かもしれないんです。
でも、知らない男に脅される怖さ。
背中に当たる尖ったものの怖さ。
そして、チクッと感じる痛みからくる恐怖。
「もしかして、死ぬのか…」
なんて思うと、怖くて怖くて仕方がない。
この恐怖から逃れられるなら、クレヨンしんちゃんの物まねの一つや二つ。
必死の形相でやるでしょう。
恐怖には人を動かす力があります。
この力を使えば、文章でバンバン商品が売れるんです!
ちなみに恐怖は、生命の8つの躍動の3番目。
「恐怖、痛み、危険を免れたい」に該当します。
そして恐怖は、切迫したものであればあるほど、「何とかしなきゃ!」と、思うものです。
さて、この恐怖をどうやって文章で使うのか。
まずやるべきなのは、恐怖をイメージさせること。
例えば先ほどの文章。
帰り道で背後から、男に尖ったものを突き付けられて脅される。
これ、容易にイメージできますよね。
しかも、かなり怖い。
こういうイメージを、読者に持ってもらうことがスタートです。
例えば「文章で読者に行動してもらうコツ」で紹介した、ダニの文章も恐怖を煽っています。
最低でも60万匹のダニがあなたの布団にいるんです。
4カ月掃除していなければ…なんと6000万匹以上…。
何万匹、何千万匹のダニと一緒に寝ている。
あなたの掛け布団の中に、枕の中に、ダニはうじゃうじゃといるんです。
何より恐ろしいのは、夜中に背中がもぞもぞすること。
目に見えないとは言え、もしかしたら…。
これ、相当怖くないですか?
夜な夜なダニが背中をはいずりまわる。
それが原因でもぞもぞするなんて…。
叫びたくなるほど気持ちが悪い!
と、まぁこんな感じで恐怖をあおります。
それから、「この商品を使えば解決できますよ!」と言うわけです。
ちなみに、ただ「この商品を使えば解決できます」では売れません。
どうして解決できるのか。
その根拠は何なのかを、丁寧に説明することが大切です。
すると、恐怖から逃れたい読者はその商品をつい買ってしまうんですよね。
これが、基本的な恐怖の使い方。
もうひとつ。
恐怖を煽る商品の売り方があります。
それは、締め切りを設けること。
損をしたくない!
という感情を煽るわけです。
この、締め切りを設ける方法は、いろいろな人がやっていますよね。
・限定販売
・本日限り
・残りわずか
こんな謳い文句で購入を迫る記事がたくさんあります。
メルマガとかメルマガとか、LINEでもありますよね。
ただこの方法は、もともとある別の欲求を満たす商品がないと、意味がありません。
例えば布団乾燥機なら、こんな感じです。
買わないとずっとダニにまみれた布団で眠ることになる。
しかも残り3個しかない。
ダニまみれの布団はもう嫌だ!
家族のためにも買おう!
買わないと損をする。
という恐怖を煽るために、数量限定などの言葉を使います。
価値のない商品を恐怖で売ろうとしても無駄です。
10個限定!
ぶのしのサイン入り色紙販売中!
なんて言っても売れないのでご注意を(笑)
さて最後に、恐怖でアピールするため必要な、4つの要素を紹介しますね。
1.人が徹底的に恐怖におびえているとき
現代広告の心理技術101のP44より引用
2.恐怖を克服するには、具体的にどうすればいいのか。行動案が提示されているとき
3.おすすめの行動案が恐怖を軽減するのに役立つと認められるとき
4.読者がおすすめ行動案を取れると信じたとき
つまりこの順番でアピールすればいい、ということです。
順番は「恐怖→解決策」です。
「解決策→恐怖」だと効果がないのでご注意を。
布団乾燥機を買いませんか?
あなたの布団、ダニまみれですよ!
この流れじゃダメだってことです。
あなたの布団、ダニまみれですよ!
ダニを駆除するために、布団乾燥機を買いませんか?
この流れが正解。
ぜひ、参考にしてください。