
こんにちは。
いつもありがとうございます。
ぶのしです。
今日は「担々麺のおいしさの秘密」についてお話します。
「いきなり何の話だ?」
「わかりにくい文章の話じゃないのか!」
まぁそう言わずに。
少しだけ付き合ってください。
実は先日、ずっと行きたかったラーメン屋に行ってきたんです。
で、そこで食べた担々麺がめちゃくちゃおいしかったんですよ。
見た目はよくある担々麺。
クリーミーなゴマにラー油の赤が映えたスープ。
真ん中にはひき肉団子が置かれていて、その周りにチャーシュー、半熟卵、チンゲン菜がトッピングされています。
でね。
この担々麺、どんぶりに顔を近づけると、ふわっとゴマのいい匂いがするんです。
もう匂いだけで食欲が止まらなくなるくらいに!
で、スープを一口飲めば、とんこつとゴマダレが絡んだ濃厚な味が、口の中いっぱいに広がって…。
ザクっとした歯ごたえがたまらない中太麺は、スープを適度に持ち上げてくれるし。
トロッと口の中で溶けるチャーシューも、濃厚でたまらない味わい。
半熟卵はわざと崩して、黄身をスープに溶かすのがポイント。
濃厚さが増してさらにおいしくなるんです。
そしてとどめは、ひき肉団子をスープに混ぜる!
するとゴマの味が強調されておいしさがアップ!
濃厚さもアップするんですよ。
え? 濃厚すぎるって?
心配はご無用。
ラー油のピリッとした辛さが全体を引き締めるから、飽きることなく食べられるんです!
もう美味しくて美味しくて。
一発でファンになっちゃいました!
と、余談が長くなりました。
そろそろ本題に戻りますね。
最初に担々麺の話をしましたが、文章を読むだけで「美味しそう」って思いませんでしたか?
「今日は担々麺を食べようかな」と。
実はここで、コピーライティングのテクニックを使っています。
ラーメン屋に行った場面を細かく書いている、ということです。
言い方を変えると、購入した商品を使っている場面を、具体的な言葉で書いている、というわけです。
さて、わかりやすくするために、同じ担々麺を別の表現で書いてみますね。
○○亭の担々麺。
麺は自家製。
2日日間寝かして熟成しています。
スープは12時間煮込んだ豚骨スープ。
ゴマダレには高級ゴマを使用。
丸ごと一本のチンゲンサイ。
ひき肉にチャーシュー、半熟卵をトッピングしています。
はっきり言って手間暇をかけて作っています。
だからうまい!
これだけでも美味しそうですが…。
冒頭の紹介と、どちらが美味しそうでしょうか?
冒頭の紹介のほうが、具体的で美味しそうだと思いませんか?
この美味しそうかどうかは、分かりやすいかどうかに、置き換えることができます。
つまり、美味しそうだなと思うのは、分かりやすいから。
そう思わないのは、分かりにくいから、ですよね。
なぜ、分かりにくいのか。
それは、
具体的に書かれていない
からです。
具体的に書いていないから、イメージがわかず「分かりにくい」ってなるんです。
とはいえ、具体的な文章を書くのは結構難しい。
抽象的な表現で書いたほうが楽ですし、早く書けます。
でも、具体的じゃない――抽象的な――文章は、すごく分かりにくい。
例えば、ブログを紹介する文章なら。
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こんな感じで抽象的に書くのは簡単ですよね。
書くのに1分もかかりません。
でもこれだと、言っていることはわかるけど、「だからなに? どんなコツがわかるの?」ってなりますよね。
なので少しだけ頭をひねって、具体的に書くことを意識します。
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こんな感じになります。
これ例文なのに5分以上考えて書いています。
そのくらい具体的に書くのは難しい。
でも具体的に書くことで、格段にわかりやすくなりますよね。
もちろん、読者の反応も良くなるんです。
つまり、わかりにくい文章は具体例が少ない。
逆に言うと、
「具体例が多い = わかりやすい」
に、なるんです。
じゃぁ、ブログでどう使うのかというと。
ぶっちゃけどこでも使えます。
例えばそうだな…。
納期を守るのは当たり前。
納期を守らない人は信頼されません。
これでも十分意味が分かります。
ですが、この文章だと「なんで信頼されないの?」ってなるんです。
なぜか?
信頼されないことが分かっていたら、納期を守りますよね。
それが分からないから納期を守らないわけで…。
つまり「なんで信頼されないの?」という疑問を解決しないといけない。
解決しないと頭の中が疑問でいっぱいになって、読み進めてもらえなくなります。
そのために、できるだけ具体的に書きます。
納期を守るのは当たり前。
納期を守らない人は信頼されないからです。
なぜ、信頼されないのか。
納期を守らないことで、ほかの仕事に影響がでますよね。
影響が大きいと、ほかの沢山の仕事も遅れるでしょう。
すると当然、一緒に働く同僚や上司に迷惑がかかります。
下手をすれば、関係会社の人たちにも迷惑がかりますよね。
最悪の場合、お客さんにまで迷惑がかかるかもしれません。
納期を守らないことで、迷惑をこうむる人が大勢いるんです。
そのきっかけを作った人が、信頼されると思いますか?
プロとして失格だと思いませんか?
先を見通す目がない。
周りへの迷惑が考えられない。
とても迷惑な人だと思われますよね。
だから納期を守らない人は信頼されません。
これで「なぜ信頼されないのか」が、分かりやすくなりますよね。
なんかすごく人を責めている文章になりましたが…。
ま、まぁ具体的に書くとこんな感じです。
レビュー記事でも使えますよね。
「箱を開けました」「きれいな包装紙です」とか書くよりも、使った感想を具体的に書いたほうが反応が良くなります。
どこに満足したのか。
どこに不満があったのか。
匂い、感触、見た目、味、使い心地、喜怒哀楽などなど。
見て、聞いて、感じたことを具体的に書いてみてください。
それだけで、すごくわかりやすい文章になります。
「具体例が多い = わかりやすい」
これ大切なことなので、ぜひ覚えてくださいね。
さて、この記事の内容は「現代広告の心理技術101」のP105。
セルフ・デモンストレーションになります。
本書の例文もすごく分かりやすいので、ぜひ読んでくださいね。